災い転じて福となす - 還暦祝い本舗日記

災い転じて福となす

自分が悪いことをしたら、言い訳せずにまず素直にごめんなさいと謝る。

そしてすぐに対応し、二度と起こらないように出来る限りのことをする。

万が一でも、まだご迷惑をかける可能性があるのなら、その可能性がなくなるまで注意を呼びかける。


ごくごく当たり前のことですが、いざとなった時にやり切れる会社がどれだけあるんだろうと思います。

それも、日本だけでなく世界中でと考えた場合。


今、トヨタがバッシングされているが、それは仕方がない。人様にご迷惑をかけてしまったんだから。

大切なのはこの対応だと思う。


リーマンショックのとき、アメリカの自動車会社の偉いさんは、言い訳ばっかしパフォーマンスばかりしていたように見え見苦しくてしかたなかった。



今日、初めてトヨタのリコールのテレビCMを見た。


この手のCMは、SANYOの石油ファンヒーターが初めらしいのだが、

私の記憶に鮮明に残っているのは、2005年12月からナショナル(現パナソニック)です。


初めは、「暗いCM流していややな」と思っていたのですが、ずっと続いていくうちに「ここまで謝らんでいいやろ」、

「えっ、まだやってんの」、全戸にはがきを送ると聞いたときは「そりゃ、やりすぎやで」と思い、本当にはがきが来たときには何故かナショナルのことが好きになっていました。


同じように思われた方も多かったとは思うのですが、それからはパロマ、ニッセイ、リンナイ等同じようなお詫び広告をするようになった。


この手のCMは、ほとんど同じような内容だから制作会社は一緒なんだろうけど、どこから学んできたのか分かりませんが、他の国ではどうなんだろう?


こんなCM流れているのかな?


もし、もしですがアメリカやヨーロッパで流れていなければ、規模の大きさで現実的ではないのかもしれませんが是非、トヨタも日本で流しているようなCMを世界中で流してみたらどうなるだろうと思っています。

それもナショナル(現パナソニック)バリに。


当然、ファンヒーターで苦しい思いをなされた方、ブレーキの問題で事故にあわれた方へのお詫びと、新たな犠牲者を出さない事が目的のCMですが。


私は、お詫びCMは日本の美だと思っているんです。


この日本人の素直さとまじめさと責任感は、今の時代に世界中に安心感を与えるのではないかなと思っています。


もし、トヨタが世界中でお詫び広告を流したら、圧倒的な世界一位の会社になるんではないかと思うのは私だけでしょうか。





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このページは、還暦祝い本舗日記が2010年2月23日 18:45に書いたブログ記事です。

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