今回は、還暦はそもそもどんなものなのか。何歳にお祝いするものなのか。今まで10万人以上の還暦祝いをお手伝いしてきた”還暦祝い本舗”だからこそお伝えできる『還暦』の意味や由来、そしてお祝いの仕方について解説いたします!人生の節目である還暦について詳しくなって、大切な方のお祝いにぜひお役立てくださいね♪
長寿のお祝いはたくさんございます。『還暦』の他にも70歳のお祝い『古希』、77歳のお祝い『喜寿』などなど。身近な方のお誕生日、もしかしたらお祝いのタイミングではないですか?下記の早見表をチェックしてみてくださいね♪
名称 | お祝いの年齢 | 数え年でお祝い | 満年齢でお祝い |
---|---|---|---|
還暦 | 61歳(満60歳) | 1965年 昭和40年 | 1964年 昭和39年 |
古希 | 70歳(満69歳) | 1955年 昭和30年 | 1954年 昭和29年 |
喜寿 | 77歳(満76歳) | 1948年 昭和23年 | 1947年 昭和22年 |
傘寿 | 80歳(満79歳) | 1945年 昭和20年 | 1944年 昭和19年 |
米寿 | 88歳(満87歳) | 1937年 昭和12年 | 1936年 昭和11年 |
卒寿 | 90歳(満89歳) | 1935年 昭和10年 | 1934年 昭和9年 |
白寿 | 99歳(満98歳) | 1926年 昭和元年 | 1925年 大正14年 |
百寿 | 100歳(満99歳) | 1925年 大正14年 | 1924年 大正13年 |
日本では満年齢が一般的ですが、他国では数え年が採用されていたりしますよね。
数え年で〇〇、満年齢で〇〇。少しややこしく感じることはありませんか?
この違いって思ったよりもシンプルなんです。
基準とするのは『どこから年齢を数えるのか』というところです。
・数え年:生まれた段階で1歳とし、正月が来るたびに年が増えていくというもの。
・満年齢:生まれた段階は0歳で、誕生日が来るたびに1歳ずつ増えていくというもの。
現在では満年齢が一般的ですので還暦のお祝いも『満年齢』でお祝いしましょう!
還暦祝いはもともと、満年齢で60歳(数え年で61歳)を迎えたことをお祝いするという、長寿を祝う行事でした。なぜ満年齢で60歳が還暦にあたるの?と思われる方もいらっしゃいますよね。現代の還暦を迎える方というのは、見た目もお若く、お身体も健康でらっしゃる方が多いですよね。今の時代、『還暦の人=お年寄り』ではなく、『新たな人生のスタートをきる人』という表現の方が素敵かもしれませんね。
ちなみに還暦は『干支』に由来があることをご存じでしたか?
干支というのは略称で実際は『十干十二支』といいます。60年で十干十二支(じっかんじゅうにし)が一巡し、“自分が生まれた年の干支に還る”ということが『還暦』の由来となります。
そして還暦といえば赤いちゃんちゃんこのイメージがありますよね。
それは日本では古来より、赤ん坊に赤い産着を着させる習慣があって、還暦は干支が一周することから「赤ちゃんに戻る」と考えらていることに由来しています。赤子に戻りもう一度生まれ変わって出直すという意味もありますし、赤い色には魔除けの力もあるとされていることから風習が産まれたんですね。
ちなみに日頃の『感謝』を伝える『感暦(かんれき)』というのも素敵だと思いませんか?日本特有の言葉遊びも一緒に付け加えてみることで特別感がでてより一層素敵なお祝いになりそうですね♪
先ほど満年齢と数え年のお話をしましたが、『還暦』は満年齢の60歳・数え年で61歳でお祝いをするのが一般的です!60歳というのは干支が一周して、生まれた年の干支に還ってくる。というところから来ています。
ちなみに『干支』についてみなさまはどこまでご存じでしょう。還暦についての説明に“干支”は欠かせません。干支(えと)の「支」は「十二支(じゅうにし)」のことで、 “子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥”とご存じの通り12種類です。古くからから暦や方角などを表すために使われてきた漢字で、身近な動物が当てはめられているので、年賀状などでも登場する親近感のある文言なのではないでしょうか。
そして干支(えと)の「干」は「十干(じっかん)」のことで
“甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸”の10種類あります。こちらは中国の五行思想から発生した考え方で、木、火、土、金、水の5つをそれぞれ兄(え)と弟(と)の2つにわけ、それらに漢字を当てています。
この十二支と十干を組み合わせたのが干支。そして十干と十二支の組み合わせは10と12の最終公倍数で60種類あることから、干支が一回りするのが60年。つまり“自分が生まれた年の干支に還る”という意味で『還暦』と呼ばれているのです。『干支』と『還暦』密接に関わっていておもしろいですよね。そんなことから還暦=60歳のお祝いは『長寿のお祝い』とされてきましたが、現代の還暦の方々はとてもお若く元気でらっしゃるので、少し違和感があるかもしれませんね。
ですので還暦祝い本舗では『人生の新たなスタート』ととらえて盛大に感謝とこれからも元気でね!という暖かいお気持ちを伝える場になればと考えています。
長寿のお祝いは『還暦』だけではありません。70歳のお祝い『古希』77歳のお祝い『喜寿』80歳のお祝い『傘寿』88歳のお祝い『米寿』と沢山ございます。すべて長寿のお祝いではありますが、皆様人生の新たなスタートであることは変わりありません。今後も素敵な時間を過ごせるように、沢山の感謝の気持ちをお伝えできる場にしましょう♪
還暦祝いが人生の新たなスタートと聞くと、すごく格式ばった何かをしなければならないの?と不安になられる方もいらっしゃるかもしれませんね。でもそんなことは全くありませんよ!!
還暦祝いは「数え年の61歳」、言い換えると、「満年齢で60歳の誕生日にあたる年」です。できれば誕生日にお祝いをしたいところですが、仕事などの都合があって難しい方もいるかと思います。そんな時は当日はお電話でお声をかけたりメッセージはもちろん必要ではありますが、『集まる』という部分でいうと、みなさまお正月やGWなどが多いようですよ!だから当日じゃなきゃ…!ということは全くないので安心してくださいね。
そして相場について一般的には、両親に贈る場合は10,000~50,000円前後、兄弟姉妹や親戚なら5,000~20,000円前後、親しい友人や知人の場合は5,000~10,000円前後であることが多くなっています。ですが、あくまでも相場は相場。相場に囚われずに贈りたいお品を感謝の気持ちと共にお届けする事が大切です(^^)
ここからは還暦祝いのおすすめのお祝い方法についてご案内させていただきますね。
先ほど申し上げたように、なかなか誕生日には集まれないけど、還暦のタイミングだからこそ、ご家族がお休みシーズンに集まってお食事会というのもとても魅力的だと思います。当店にも旅館やレストランに贈り物を届けていただけますか?とよくご依頼をいただくほどで、素敵なサプライズプレゼントになっているようです。
お食事会の相場は約5,000円~30,000円ほどになります。レストランや料亭・ホテル等場所によってお値段に幅が出てしまいますが、ご本人様がお好きなお食事で楽しく過ごせたら素敵ですよね。
贈り物・プレゼントについてですが、こちらも必ずこれ!という決まりはございません。お相手に喜んでいただくことが一番ですので、お気持ちが伝わるプレゼントを選びましょう。もし、記念に残る何かを、ということでしたら還暦祝い本舗オリジナルの名入れプレゼントもおすすめです。
還暦祝いのメッセージには、日ごろの感謝・そしていつもありがとう・これからも元気で過ごしてねという暖かいお言葉が素敵です。実際還暦祝いというと人生の節目!と言われるため、何を書けばいいのか余計に悩んでしまうところではありますが、大丈夫です。日頃なかなか伝えられないお気持ちをそっとプレゼントに託しましょう♪
私たち還暦祝い本舗が創業以来大切にしてきたのは、還暦のお祝いを通じて『絆を深める』ということです。”誕生日を祝う”ということは正直年齢を重ねるほど、小さな年齢の時よりも積極的に祝う回数が減ったりしますよね。人生100年時代と言われる今、より年齢のひとつの到達点に対しての考え方が変わっている部分もあるのかなと思います。特に年齢の話題って触れられたくない部分もあったり。なかったり。
ただ、”還暦”は一味違うと思います。
年齢を重ねることでよりたくさんの大切な方と出会い、そしてそんな大切な方から祝福してもらうことで、『いま、幸せな人生を歩んでいる』ことを感じ、そして贈り主の方々も、『普段なかなか伝えられない気持ち』を表すきっかけになればと思います。
還暦を迎えられる方にとって、人生の幸せの総量が祝福してくれる人の数だけ増え、そして、その祝福の機会を用意された贈り主の方々の幸せの総量も増える。それってとても素敵なことですよね。
その時に生まれる絆の深まりを何よりも大切にし、私たち還暦祝い本舗は、そのお手伝いを続けてまいります。
還暦祝いにお返しは結論『必要ありません』それでも『こんなに素敵なお祝いをしてもらったのだから、なにかお返ししたい!』というお気持ちの方ももちろんおられると思います。そんな場合は「内祝い」の形で行うことが多くなってきています。
内祝いはご結婚やご出産のイメージがあるかと思いますが、還暦祝いでも用いる場合がございます。
今年還暦の〇〇さん!などとテレビで言われていたりしていたけど詳しく理由や由来を知ることってなかなかないのではないでしょうか。
大切な方がもうすぐ『還暦』、とてもおめでたくて大切な日ですよね。ご両親に「今まで育ててくれてありがとう」やお世話になっている方に「これからも明るい日々を過ごしてくださいね」という言葉、何もない日に面と向かって言うのって恥ずかしかったりしますが、そんな時こそ、人生の節目・新たなスタートである還暦という日にしっかりと気持ちを伝えられるのはいかがですか?せっかくの還暦ですから、盛大にお祝いしましょう♪